オレVS花粉症~杉を見るたび思い出せ!~
寒い冬を乗り越え、日々温かくなりなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私も極度の寒がりなので冬は嫌いですが、だからと言って春が特別好きなわけではない……
なぜか?
スギ花粉の時期だからだよ!!!!!!
環境省のHPには「日本において花粉症を有する人の数は、正確なところは分かっていません。全国的な調査としては、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした2008年(1月~4月)の鼻アレルギーの全国疫学調査があります。それによるとアレルギー性鼻炎全体の有病率は39. 4%であり、花粉症全体の有病率は29. 8%、そしてスギ花粉症の有病率は26. 5%でした。」とあり、12年前の段階でもかなりの人が花粉症に苦しめられていることがわかるかと思います。
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual/1_chpt1.pdf
かく言う私も重度の花粉症の症状に苦しめられてきた、花粉症戦士です。
症状は勿論、マスクをしていると苦い顔されたりとか結構あったので、そういう「人間」にも苦しまられました。やはり人間は愚かなので杉と共に滅びるべきだと思います。
今回はそんなオレと花粉症のお話をします。
オタクのサバト的文章を期待してたみんな、ごめんな!!
あと、私は医療従事者でも何でもないのでご承知ください。おにぎりがあの薬飲んでるからオレも!とかやめろよな!!ちゃんとお医者さんに相談してください!
1.オレと花粉症の戦いの歴史
私が花粉症を発症したのは今住んでいる場所に引っ越してきてからなので、小学校高学年ぐらいかと思います。
私の住んでいるところは山なんですけど、目に映る木がすべて「「杉」」。関東の花粉の元凶と疑われるレベルの量です。
現に春になると車にも花粉が積もるため、会社に行くと他の人の車と比べて「あれ!?オレの車もしかして黄色い!?!?」という体験をするし、白い階段が黄色く染まったり……と世の花粉症重傷者からすると恐怖しかない地域である。
なので、花粉症になるのは運命(水樹奈々語ではレールと読む)としかいいようがなく、自分が中学生の頃はクラスの8割が花粉症という状態でした。雛見沢症候群かよ。
先生も生徒も花粉症、クラスには箱ティッシュ常備者が複数いる、鼻を噛む音は日常茶飯なので花粉症に対する「「理解」」は世の水準より遥かに高く、「花粉症啓蒙地域」と言っても差し支えないでしょう。
ちなみに我が家は4人家族なんだけど全員花粉症です。
私も中学生の頃はそんなに症状が酷くはなかったのだけど、年を経るごとにだんだん悪化し、杉花粉以外のヒノキや秋の植物、動物の毛やハウスダストにもアレルギー反応が出てしまうようになってしまいました。
ちなみにこれは私が高校生の頃にやったアレルギー性物質に対する血液検査の結果です。
この段階で杉に対する反応が100を超えているんですよね。今もう一度検査したらスカウター壊れるな。
動物も結構な値なんですけど我が家にはよく毛の抜ける犬がいます。ちなみにその時に母には「我慢しなさい」と言われました。抜け毛の時期や犬の洗濯直後はマスクして凌いでます。まぁ、ウチの犬は世界一かわいいからね、我慢できます。
高校生の頃は花粉がすごく多い年があって、家にいると症状が酷くて酷くて、熱っぽい症状に悩まされたこともありました。
その時ちょうど高校三年生の受験が落ち着いて学校に行かなくていい時期だったにも関わらず、家にいたくなさすぎて地元よりは花粉の少ない高校に避難しました(部活もしてたんだけどね)。
大学生の頃は秋ごろに10秒に1回咳が出る地獄にいました。当然、日常生活にも支障が出るレベルで飴を舐めていないと死ぬとか飴村乱数のごとく、飴を舐めていないと体調最悪でした。
社会人になってからはやっぱり今までの経験と対策が活きているので特段苦しんだことはないけど、逆に言えばそれをしてないと苦しむんだよね……。
ただ、突発的に発症することはあって、フォロワーと中華料理を食べに行ったらそこのお店の何か(私は食物アレルギーはないから恐らく絨毯)が引き金になったのか、鼻水が止まらなくなり、フォロワーにポケットティッシュをもらったり、他の時にも鼻水が止まらなくてマスクとポケットティッシュを買いに売店に走ったりみたいなことは何度かありました。その節はフォロワー、ありがとうございました。
ちなみに今年は世間の報道にもあります通り、1月からすでに杉が花粉をばらまいているようで、例年より量も多いとのこと。私は1月から花粉をばらまく杉のことを「早漏」と呼んでいます。
なお、この記事は部屋で布マスクをしながら書いています。
日本で杉を植えるように推奨されたのは江戸時代かららしく、歴史修正主義者たちがそいつを殺害して歴史修正をしてくれないか願っています。
2.オレと花粉症の症状
花粉症の症状って人それぞれだから一概には言えないと思うんだけど、私の症状はこんな感じです。
- 鼻水、鼻づまり
- 咳
- 目のかゆみ
- 肌のかゆみ(春ごろ)
- 耳のかゆみ(春ごろ)
- 倦怠感(最悪の場合)
鼻水は花粉症の症状の中でも有名なメンツだから言うまでもないと思いますが、鼻の穴が大洪水です。
当然使うティッシュの量もエグイんだけど、先に鼻の下がめちゃくちゃ荒れるんだよ!!私は元々アトピー性皮膚炎かつ鼻の下が荒れやすいのもあって、皮膚がボロボロになるし痒いし常に真っ赤。
化粧水+保湿ジェル+フェイスクリームで保湿はしてるけど、オレの鼻の下の使用頻度に保湿バリアが追い付かないので皮膚科でもらった薬を使ってかゆみは辛うじて抑えているって感じです。
咳は先にも書いた通りです。これは薬を飲んでいれば抑えられるけど、喘息を疑われるレベルで酷かった。はちみつきんかんのど飴しか味方がいなかった。
目の痒みは万年メガネマンだから多少はマシなんだろうけど、やっぱり痒くなりますよね!私はつい目をガリっちょ(ハム語)してしまうのだけど、今年は擦ると目からウィルスが入るかも的な話もあるし、気安くがりっチョできないので悩みますね(そもそも目を擦るんじゃないよ!!!)。
肌と耳の痒みってそんなに聞かないんだけどこれもすっごくつらいんだよ……!
肌の痒みはこう、皮膚に花粉が付いてるって感じで、主にマスクで覆えていない顔の上半分が痒くなる。花粉だけでなく粉塵とかでも発動していたので、たぶんアトピーの所為もあるんだけど、痒くて掻いてしまっておでこが真っ赤になったこともありました。それでも我慢できなくて学校や職場で顔を洗ったことがあるし、家に帰ると真っ先に風呂入ったりもしていた。
耳の痒みは、正確に言うと耳の中が痒いということでして……。他の症状が「鼻を噛む」「目を擦る」「顔を掻く」なので一時的な「痒み」に対するガリっちょができるんだけど、耳の中って掻けないんだよ……!!!顔みたく「洗う」ということもなかなかできないし、ただひたすら耐えるしかない。
よく花粉症で目が痒い人が「目玉を取り出して洗いたい」って言うけど、オレとしては鼓膜を取り出して洗いたいです。
私は10年以上熱を出していないし、風邪もろくに引かないし、前後左右の席の人が新型インフルにかかっても3年連続で隣の席の上司がインフルエンザにかかってもかからなかった高免疫喪女なんですけど、一番花粉症の症状が重かった高校三年の頃に花粉症が酷くて寝込んだことがあります。
ただ、これに関しては大層な貧弱特融の「体力なくてただ寝ることしかできない病」の可能性もあることは否めません。
そんな感じで花粉症ロイヤルストレートフラッシュみたいな人間なんですけど、以下は私が取っている花粉症対策でございます。
3.オレと花粉症対策
世の中には「花粉症だって認めたら負け><」という人々もいるんですけど、私は薬と医療に頼りまくりです。
花粉啓蒙地区のため地元医療の花粉症に対する解像度も高いので、主治医の先生や看護師さんには足を向けて寝られないぐらいたくさんお世話になってます。
お医者さんは私が外耳炎になって耳鼻科にもらった薬が効かずに泣きついたら抗生物質出してくれて翌日には完治(ちなみに外科)させてくれたし、看護師さんは名前も覚えていてくれて娘のように接してくれるし、薬局で飲むセルフサービスのお茶は密かな楽しみです。私はかかりつけの病院を実家か何かと勘違いするんじゃないよ。
- 薬
かかりつけのお医者さんからいただいています。その昔は花粉症のシーズンだけ飲んでいたんだけど、気が付いたら1年中飲んで世の花粉へのドーピングをしています。
飲み薬は花粉症に対しては「オロパタジン」、咳には「プランルカスト」を常飲しています。目薬は「パタノール点眼液」です。
オロパタジンは「花粉症 薬 強さ」とかで調べる強さランキングで上位に来るイカしたヤツさ♦(突然のヒソカ)
アレジオン?アレはザコ。
「水なしでも飲める」って書いてあるけど、水なしで飲むとカインズホームの安い緑茶なみに苦いのでドM以外はやめとけ。
薬の副作用にも「眠気」と記載されているし、「花粉症の薬を飲んでると眠くならないの?」と聞かれるんだけど、長年花粉症戦士をしているオレの体は「眠気」を感じない体になっちまったんだ(まぁ仕事が忙しくて眠くなる暇がないというのもあるけど)。
プランルカストは喘息の薬としても使用されているようですね。大学生の頃の咳が止まらない世紀末事件の際にかかりつけのお医者さんに相談したら出された薬で、それ以来ずっと飲んでいます。薬剤師さんには「喘息ですか?」と聞かれるが喘息ではない(多分……)。
目薬は1日3回までと記載があるんだけど、痒さに負けてそれより多く刺すと目から喉に目薬の苦い液体が回ってきてお気軽オーバードーズ体験ができる(やめろ)(薬はちゃんと容量を守りましょう)。なので、3回刺してしまったときは、市販の目薬でごまかしています。
- マスク
昨今のウィルス騒動で人権の象徴とされる他、オシャレアイテムにもなりつつありマスク。
日本人にマスクをする習慣がついていたのはスギ花粉のおかげなどという現代のごんぎつねのような話もあり、私もおかげでマスクのストックがあったのでマスク不足に悩まされることはありませんでしたが、人類は杉という植物の交尾にただ巻き込まれているだけという事実を思い出してください(いや、その杉を植えたのも人間なんだけど……)。
しかし、花粉症戦士の皆さんはマスクをしているがために苦い顔をされた経験、あると思います。私も接客のバイトしていたときは付けていると社員には嫌な顔をされました。でもオレの人生標語は「オレの道はオレが決める」(火渡カイ)だからそんなことじゃ取らないんだけど。
私は花粉が多いときは家でもマスクマンで、今までは不織布マスクを使用していましたが、こんな世の中なのでさすがにもったいないと思い、布マスクに切り替えたところウィルスはともかく花粉ごときは布マスクで充分という感じです。
一番花粉症に悩まされたときはマスクを二重でするという荒行をしていました。実際、効きます。
当然息は苦しんだけど、それ以上に鼻水が苦しいから息苦しさは二の次になってしまう。ただ呼吸より先に耳たぶが死にます。具体的に言うと出血してマスクの紐が血で染まる。
ピアス穴とかイヤリングもしないのに耳たぶのケアをする人間、最高に「「喪」」って感じしますね。
- 注射
秘密兵器。最終兵器彼女。
私は花粉症のシーズンになるとかかりつけの病院で花粉症用の注射を打ってもらっています。期間としては2週間に1回。イメージとしては採血と一緒なんだけど採るのではなく、薬を血管に入れるので逆ですね。
魂がひきこもりなので近所といえど外に出ることがめんどくさいんですけど、注射打つと全然違うので定期的に打ちに行ってます(これだけ見るとヤバイ人じゃん)。
高校生の頃から春になると打ちまくりなので「あぁこの看護師さん上手くない……」「この人の注射は痛くない」などといったクソおこがましい注射ソムリエもして楽しんでいます(最悪)(だが失敗されて両腕絆創膏だらけになったこともある)。
ただ逆に言えば注射打たないとまともな生活を送ることもできないということなので、世界は残酷。ハッキリわかんだね。
4.まとめ
・杉を植えまくった高度経済成長期の人間を滅ぼしたい
・山の杉、全部抜きたい
・花粉症戦士、共に頑張ろう
解散!!!!!!!