ハッピーエンド主義デジタル

おにぎりと申します。イベントのお知らせとか長文を載せます。

結月ゆかり文化論に関して

 

 エルさんの訃報に際し、心からご冥福をお祈りいたします。

 「喪失感」というのは、今の心情を指す言葉なのでしょう。

 

 今回、5月5日に開催された「この声届け、月までも肆」にて発行した、『結月ゆかり文化論』という合同誌に関して、私から皆さまにお伝えしたいことがございまして、文章をしたためました。

 

 

 『結月ゆかり文化論』は、エルさんが主催として執筆者の皆さまへお声をかけ、私・おにぎりが本誌の編集を行い、当初は2月25日に京都で行われた「うさぎの宴」で発行する予定でした。しかし、エルさんの原稿が間に合わなかったため、声月へ延期となりました。

 

 私がエルさんの訃報を聞いたのは、4月1日のことでした。ご家族の方が、合同誌に関するチャットの履歴を発見してくださり、ご連絡をいただきました。こんなにも、太刀の悪い冗談であってくれ、嘘であってくれと思ったことはありませんでした。ただひらすら、実感が持てずにいました。

 今後どうすればいいのか、同じように訃報を受けた者同士で話し合いました。

 皆、気持ちの整理が付かなかったのです。話をするにつれ、エルさんの偉大さ、エルさんのお人柄ゆえの人脈の深さを痛感しました。

 

 不幸中の幸いと言ってよいのでしょうか、合同誌『結月ゆかり文化論』は、当初2月に発行予定であり、エルさんの原稿以外の全ての原稿は編集担当である私の手元にありました。つまり、エルさんの原稿さえあれば発行可能な状態でした。加えて、発行予定部数や利用予定の印刷所様も私は聞いていました。

 この本の構想をエルさんから伺ったのは、1年近く前のことです。池袋の喫茶店にて3時間ほど、二人で語り続けていたのを覚えています。自分が編集をお願いされたのもこの時だったと記憶しています。私は同じような文章系合同誌を作成したことがあり、そのときのノウハウを活かせるからでした。

 

呆然としながらも、エルさんがやりたかったことを叶えてあげたい、そう思いました。

 

 ご家族の方と相談し、発行のご許可をいただき、参加者の皆さまにご協力を仰ぎ、なんとか発行にこぎつけることができました。エルさんの原稿を探していただいたご家族の方へは感謝しかありません。

ただ、その見つかった原稿の分量が2、3割程度であり、結論を記したメモ書きもなかったので、エルさんの原稿は本書の「まえがき」に私が後半部分に手を加えて掲載致しました。まえがきの著者が「エル」となっているのはそのためです。

 

 本書の発行にあたり、エルさんの訃報を公にできないゆえ、「結月ゆかり研究会」というアカウントを作成し、情報をそちらで発表致しました。

twitter.com

 奥付の記載も、本来でしたら「主催:エル、協力:おにぎり」であるところを「主催:おにぎり、協力:エル」と、主従関係を逆にして発行をしました。発行人の名義をTwitter上で公開しなかったのもそのためです。

 参加者の皆さまには、あくまで主催は「結月ゆかり研究会」であることを一貫するように伝えていました。(ご家族の皆さまにはご了承いただいております。)

 

 奥付では「主催:おにぎり、協力:エル」となっていますが、私の中では「主催:エル、協力:おにぎり」です。この本はあくまで、エルさんの人脈があってこそ集められたメンバーです。

 

 『結月ゆかり文化論』は今後、書店委託や、私がサークル参加を行う際に各地で頒布を行いたいと考えております。なお、この本の売上は、エルさんが主催を行う予定だったイベントの予算として利用させていただきます。

 

 長くなりましたが、エルさんのご冥福をお祈り申し上げますと共に、結月ゆかりのために尽力されたエルさんの思いの結晶を、ご覧いただければと思います。合掌。

 

2018年6月1日 おにぎり